Date: Sun, 4 Apr 2004
To: 楠田 純一 <MAF02114@nifty.ne.jp>
Subject: かわりだねスミレ
おはようございます。久しぶりの送信です。
今回は、スミレの「かわりだね」です。３月２８日、例のごとく近くの山道を歩いていると、
丸太の階段の隙間から大きさや色合いがまちまちのスミレが顔を出しているのに気がつき、
幾株か掘りとり写真に収めました。変異株はあまりにも多く、一部を比較したのが「比較」
です。
 |
山道の登り口にタチツボスミレが群生しているので、その変わり種かと思ったのですが、葉
の形や花の形が全く違うことから、別種だと考え、石川のｍｉｚｕａｏｉさんのＢＢＳに相
談を持ちかけたところ、スミレの研究家いがりまさしさんのＢＢＳ（この花なあに）を紹介
してくださいました。さっそく写真を貼り付けて教えを請うたのですが、何のコメントもい
ただけませんでした。
それでしかたなく、いがりさんの本「日本のスミレ」を最初から逐一調べてゆきますと、ど
うやら『ナガバノスミレサイシン』が妥当だと判断しました。その本によりますと、その種
は変異が大きく、白花や斑入り花もあるようです。
堀採るときは、気がつかなかったのですが、堀採った株の中に双頭の株が混じっていたので
す。これは、大きな遺伝的変異の一つと考えてよいのか、それとも環境変異と考えていいの
か・・・
 |
 |
楠田 純一の【理科の部屋】にもどる／実践【ＤＢ】にもどる ／Web版「はしりもの・かわりだね」にもどる